大うし展

のんびりと草など食べています

メンズビゲン カラーリンスに挑戦す

美容室に行きづらいこんな世の中じゃ

いきなりジジくさい話でもうしわけない。

若い頃からポツポツと白髪がある体質だったが、一昨年くらいからその量が少しづつ増え始めた(たぶん激務のせい)。でも、まだ若者のフリをしていたいので、たまに市販のヘアカラーを使うなどして付き合ってきた。

そんなある日、新型コロナウイルスの影響による緊急事態宣言が発令。幸か不幸か、仕事を辞めてのんびりしていたので生活に影響はほぼ無し。しかし、しばらくして気付いた。

び、美容室に行きづらい!!

 

短髪のため、今までは月に二回ほど髪を切りに行っていたのだが、自粛からあっという間に1ヶ月以上が過ぎて頭はボサボサ。それに伴って白髪も目立ってきたので何とかしたい!

そんな理由で、人生で初めて『メンズビゲン カラーリンス』を使ってみたのでそのレポートを書いてみたい。結果から言えば、自分にはそんなに合わなかった。

 

カラーリンス、そういうのもあるのか

白髪をどうするか考えていた時に、ぐうぜん目にしたのが『メンズビゲン カラーリンス』のCM。TOKIOの松岡くんが出演していて、存在自体は以前から知っている。以前はタッキーこと滝沢くんだったはず。

お風呂のついでに染められて、リンスだから髪も痛めない……か。これもぼんやり知っていたけど、改めてなるほど。

 

そもそも、カラーリンスは「少しずつ髪を染めることで周囲に髪色の変化が気づかれにくい」ことが最大のメリットだと思っていた。なので、ほぼ人に会わない今の自分にその点の恩恵はない。

でも時間はたっぷりあるし、上手くいかなくても困るでもないということで、初めてのカラーリンスに挑戦してみることにした。

早速ドラッグストアにて購入。「内容量160g」が多いのか少ないのか現段階では分からない。税込みで約1000円なので、一般的なヘアカラーよりは少し高いかも?

 

注意書きの多さが気になる

早速その夜から使ってみることに。パッケージ裏に使用手順が書かれている。

 

①シャンプー後、タオルで水気をよく切る

②髪全体にぬる

ショートヘアでピンポン玉約半分。白髪が気になる部分には、たっぷりぬってください。※頭皮にすり込まないよう注意

③3分ほど放置する

さらに時間をおくと、より効果的です。

④よくすすぎ、しっかり乾かす

汚れてもかまわないタオルでふきます。※再度のシャンプー不要

 

さらに、注意書きとしてこんなことが書かれている。

・約5日(回)連続使用で、徐々に白髪が目立たなくなります。その後は、週に2~3回を目安にご使用ください。

・手や爪の汚れが気になる方は、手袋をご用意ください。

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色んなことが書かれている

中には「効かなかった時の保険」的な文もあるように思えまるが、とにかくやってみないと分からない。メンズビゲンを手にお風呂へGO!

 

正直、お手軽感はあまり無いかも……

まずは普段通りにシャンプーをし、バスタオルで髪をふいておく。このタオルとは別に、カラーリンス後の髪のためにフェイスタオルも用意。

そしていよいよカラーリンスを手に出してみると……う、うおっ!?

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黒い絵の具かイカ墨か!?

一般的なヘアカラーはクリーム色だし、「リンス」という商品名からなんとなく白系の色を想像していたが、真っ黒でした。

動揺を抑えつつ髪に塗っていく。見た目だけでなく粘度も絵の具に近く、垂れにくい硬さでこれは良い感じ。「ショートヘアでピンポン玉約半分」という説明文を思い出して、さらに追いリンス。そして数分待機……。

ヘアカラーのときは洗面所で染剤を塗り、部屋に戻ってテレビを見たりスマホを見ながら、染まるまでの約15分をつぶしていた。寒い季節にはファスナーつきの服を着たりもする。

ところが、今回は濡れた体のままお風呂で待つということで地味に手持ち無沙汰! 仕方がないのでたまたま脳裏をよぎった田原俊彦『抱きしめてTONIGHT』を歌って乗り切る。

「悩み事を隠すの 案外 下手だね」

……このシチュエーションに合っている気がする。

 

二日目以降の待ち時間には、お風呂の外に置いておいたフリーペーパーを読んだりもした。それにしても、体が濡れているので寒い時期はこの待ち時間けっこう辛い気が。そういう場合はシャワーを浴びて対応かな……?

待ち時間中に手のひらを洗ったのだが、思ったよりも色が残る! 黒というよりは紫寄りで、例えるなら、ゾンビなりかけの肌の色。恋人に拳銃を渡しながら「……ハァ……ハァ……分かってるな……?」と話す人の色だ。

注意書きには「手や爪の汚れが気になる方は、手袋をご用意ください。」と書いてあったが、この色が気にならんヤツは白髪も気にならんやろ! と、つい関西弁が出る。

二日目からは透明なビニール袋を手にはめ、使い終わったら裏返して結んで捨てた。ヘアカラー商品と違ってビニール手袋は付かないので注意。

なお、色は真っ黒だが、匂いはグレープフルーツ系で個人的には好き。ツンとした感じはなく、人工的な香りが苦手でなければ問題ないはずだ。

 

それにしたって変化が少ないような……

そんなこんなで初日は終わり。乾いた髪を見てみたが、正直なところ色の変化はまったく分からない。ただ、これは想定通り。

地毛の黒さを100%、白髪を0%とした場合、一日15%ずつ灰色が濃くなっていき、5日連続で75%くらいの濃い灰色になるイメージだったからだ。

使い方にもすぐ慣れた。ただ、一回一回の手間はヘアカラーをやるのとそう変わらないため、連日やるのはなかなか億劫。お風呂や皮膚への色移りを気にしなくてはいけないのもヘアカラーと変わらない。

そして、思った以上に色の変化が少ない。一日15%ずつ白髪が黒くなっていくイメージでいたが、一日5~10%ずつくらいの雰囲気。

この変化で「シャンプーをするたびに色が抜けて元の髪色に戻ります」と言われるとシャンプーするのをためらってしまう。

時間をおくほど効果的とのことで、二日目からは倍くらいの時間を取ったのだが、それでも「……ん~~?」という微妙な変化。ただこれは髪質にもよるので個人差があるとは思う。

それと、160gがどんどん減っていく。普通のリンスの5倍くらいは使う。「もうちょっと塗った方がいいかな?」と量を増やすと一気になくなるだろう。

 

5日連続で使った結果!

こちらが5日間連続でカラーリンスを使ってみた髪の毛。
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下の3本がそれだ。比較用として上に黒い毛も置いてみた。

一目瞭然だが、多少グレーになってはいるがほぼ白髪のまま! ビゲンだけに白髪が「微減」ってか!?(は?)ただ、髪全体として見ると白髪が目立たなくなっている気も。

効果に個人差があるのは承知の上で、僕としてはカラーリンスはしばらく使わなくていいかな……という感想。今後も週に2~3回は使い続けなくてはいけないのもなかなか辛い。

ただ、高価なものではないので、一度チャレンジしてみるのはぜんぜん有りだと思う。色んな方法を試してみて、自分にどんな白髪染めが合うか知ることはいい経験になるはずだ。

 

使用感のまとめ

・一回一回の手間はヘアカラーと変わらない

・寒い季節の使用には不安が残る

・匂いは柑橘系で好きかも

・一回の使用量は想像以上に多い

・僕には効果が弱かった

・個人差があるので試す価値は有り

 

ネガティブな感想が多くなってしまったが、白髪染めに限らず「若作り」は良いこと!男性陣には、この商品に限らず、若く見えるための色んな創意工夫をオススメしたい。

 

ENDn