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オモコロ杯2023、ダメだった!

omocoro.jp

 

オモコロ杯2023にこちらの記事で応募していましたが、銅賞にも引っかからず!

chikuwa-ushi.hatenablog.com

2021年が銀賞、2022年は銅賞をいただき、今回は図々しくもそれ以上を狙っていただけに発表直後はかなりの虚脱感がありました。今はちょっとの虚脱感です。

さて、受賞は逃しましたが、今大会にまつわるあれこれを書いていきましょう。

 

◆ 開催告知を受けて

小田和正フォントはわりと前に思いついていたネタで、オモコロ杯2023の開催が告知されてすぐに、「これでいこう!」と決めました。

銀賞の黒糖まんじゅうは好きな記事だけど、インパクトにかける。銅賞のベルキューブマリオは着眼点は悪くなかったけど、出来上がったものが弱かった。
この2つを上回るネタということで、チョイスは悪くなかったと思います。

また、後々まで作品として残せる点でもフォント作りは良いと思っていました。なにかクリエイティブな活動をするとき、名刺代わりにフォントデータを配れますから。

 

◆ 制作と公開

製作期間は、フォント作り、写真撮影、執筆、あわせて3週間くらいです。
ツールの『イラストレーター』は無料のお試し期間が2週間あったので、フォント作りはその期間で終わらせました(通常はサブスクで数千円/月かかります)。
製作期間が長ければ良いというわけではないですが、もっと時間をかけて熱量をこめている人もたくさんいるでしょうし、見習いたいところ。

 

応募期限が8/31いっぱいで、記事は8/29にはひとまず完成したので、応募前にTwitter(現X)で公開しました。
「声出して笑った」「めちゃくちゃ面白かった」「すげー!」「このテーマでこんなに面白くできるのか」「フォント史上最高の面白さ」と評判は上々。“フォント史上最高の面白さ”というのはまさに狙っていたところでした。

2021年、2022年と比べても明確に読者の反応が良く、しかもプロのライターさん(オモコロライターさん含む)やクリエイティブな活動をされている人たちから褒めてもらえたので、かなり自信になりました。
なので、「これは良さそうだぞ……!」と期待するものがありました。

 

記事あるあるですが、公開前に何度もチェックしたはずなのに、公開した途端に直したい部分がいくつも見えてきます。たぶん細かいところも含めると、公開後に50ヶ所くらいは文章の微調整を入れたんじゃないでしょうか?
事前に公開できるのであれば、公開したほうが記事の質は上がることが多いので、みなさんも恥ずかしがらずにぜひ。

 

◆ 結果発表

発表は10/20。
オモコロ杯2021で個人賞をとり、現在オモコロで大活躍するストーム叉焼さんが「結果発表されるまでの数週間はマジで地獄」と言っていましたが、自分はそういうことはありませんでした。
発表が延期になったことで「はよせい~!!」とは思いましたが、緊張で辛かったとかはぜんぜん無かったですね。

結果発表ページはめちゃくちゃドキドキしながら見ました。
で、下まで見てスーーーっと力が抜けてしょげました(一応もう一度見返した)。
「しょげないでよBaby♪」「しょげるわ!!」です。

 

ただ嬉しかったのは、フォロワーさんや他の受賞者さんにあらためて記事を褒めてもらえたことです。

「あれが入ってないなんて信じられなくて二度見した」
「結果発表までに読んだ中で一番好きだった」
「あの記事が入らないなんて」
「お腹がよじれるくらい笑ったので絶対入賞すると思ってた」
「こんなん絶対入賞するやんと思ってたので本当にびっくりした」

などなど! こんなこと言ってもらえる落選記事ないべさ~!?
他人の記事の受賞を二度見してくれる人がいるなんて……泣くよあたしゃ。

 

ふだん僕の記事をまったく褒めない近しい知人が「何にもダメなことある…?」と言ってくれたのも嬉しかったです。「著名人を扱ってるから炎上回避をしたんじゃない?」とのことですが、そんなケースもあるんですかね。自分としてはだいぶ気を付けたつもりでしたが……。

 

◆ 何が良くなかったのか?

もちろんどう評価されたかは審査員の方々にしかわからないですが、自分なりに改善点が見えています。

 

① ひらがなだけだった

近年の受賞作の圧倒的なアウトプットと比べると、“ひらがな”のみというのは、やはり見劣りがします。カタカナ、英数字、記号なども一通り作ったほうがフォントとして使い勝手も良いですし、ハチャメチャな感じがさらに出せたかもしれません。

 

② 利用例が弱い

フォントの利用例を数枚つくりましたが、いまいちインパクトが弱かったですね。
記事の終盤で「このフォントでこんな面白いことができる!」を見せられたなら、尻すぼみにならずに印象も違ったかと。
小田和正のライブポスターをこのフォントで作って印刷しても良いですし、それを小田和正ファンに見せて反応をもらっても良かったはず。
そのとき、カタカナや英数字があれば展開もしやすかったですね。

 

これは僕のクセなんですが、記事をあっさりと仕上げてしまうんですね。粘りがない。
黒糖まんじゅうの記事に対してARuFaさんが「皮が分厚い饅頭を作ってみたり、皮だけ集めて何かしたり……など、もう一展開あると『面白記事』としては強度が増すかと思います!」と言ってくださったんですが、その“もう一展開”を“野暮”と感じてしまうところがあって。江戸っ子なので(埼玉育ち)。

でも、たとえば今回ビーバーを作る記事で優秀賞を受賞された記事では、作ったぬいぐるみをプロの飼育員さんに見てもらう展開があります。

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この展開は審査員のみなさんにも評価されていて、こういう粘りが自分にも必要かもな~……と今更ながら学んでいます。

 

◆ 来年は

来年やりたいネタの候補はすでにあります!
ただ、めちゃくちゃ難易度の高い工作なので、手をつけるべきか迷っているところ。やるなら3Dプリンタを導入したほうが良いのかもしれない。

あと、これからの一年はもう少しこまめに何かを書きたい気持ちです。そして力の抜けたイラストの描き方を勉強したい。

諸々、ご期待ください!


それと、銅賞を受賞された汽水域さんが、オモコロ杯向けの記事を書くにあたってのアドバイスを書いてくれています(同じようなことを書こうとしていましたが、未受賞では説得力なし)。
とてもためになるので、応募を考えている方はぜひ。

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受賞された記事も、結果発表前から面白いと思っていました。こちらもぜひ。

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ではまた、面白い記事でお会いしましょう!

END