大うし展

のんびりと草など食べています

プラゴミを小さく切ると地味に楽しくてスッキリ

生活はゴミとの戦い

とにかく僕らを困らせるのはゴミ問題だ。

先日も、コロナ渦におけるゴミ収集業者の苦労をニュースで聞いた。各家庭からのゴミに触れることは、不特定多数の人と接触するのと同じで、心身ともに疲れるそうだ。

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日々おつかれさまです……!

生活をしているといろんなゴミが出る。中でも燃えないゴミ(プラゴミ)は形も複雑で、かさばる物が多い。だからゴミ出しの回数も増えてしまう。
これを減らせたら、業者さんの負担もすこしは減らせるんじゃないだろうか?

というわけで、プラゴミを小さくすることにチャレンジしてみた。

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わが家の燃えないゴミ。減らしたさがすごい

 

いいタイミングでいいプラゴミが集まった

これを思いついたのは、「いい感じに邪魔なプラゴミ」がいくつも集まったからだ。
よくある平たいものを二軍とすると、ちょっとめずらしい形のプラゴミは一軍。集まった6つのうち3つは間違いなく一軍だ。

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バリエーション豊かな6種のゴミたち

とくに、味噌の空き容器が2つなんて年に数回もない。
僕は複数の味噌を1つのタッパーに詰めて「合わせ味噌」として使っているのだが、このときに出る容器がなかなかにかさばる。高さがあって容積がおおきいのだ。

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味噌を2~3種タッパーに詰めておくととても便利!

さらになんと、同じ日にケチャップも使いきった。味噌2つとケチャップを同じ日に使いきるなんて、太陽系の惑星が十字にならぶ「グランドクロス」なみの確率だろう。

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これと同じ確率のことが起きたのです

バカなことを言ってないで、さっそくこの6つのゴミを切って小さくしてみたい。相手はプラスチックだが特別な道具は使わない。キッチンハサミ一本で勝負だ。

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やる気になればカニの足なども切れる

 

味噌の空き容器①

まずはこちら。マルサンの『国産素材100% 熟成こうじ 無添加生』。

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ちょっと茶色が濃い味噌だ

「国産素材100% 熟成こうじ 無添加生」は特徴であって商品名じゃないのでは? と思ったが味噌業界ではあたりまえなのだろうか。とりあえず切ってみたい。

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「国産」の文字を切るのは何だか悪い気がする

容器のフチはかなり硬いが、グッと力を入れて縦半分にしていこう。

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半分にしたらかなりスマート

半分に切って重ねてみたのがこちら。単純に大きさが半分になってかなりスマートだ。
この段階でも効果は大きく、ゴミ収集業者さんに見せたくなってきた。

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ライザップのCMに使いたいスリムさ

さらに半分にしてみた。4つがうまく重なって気持ちいい。パズルを解いたときのような爽快感がある。この調子で進めていこう!

味噌の空き容器②

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東京でよく見るタイプの黄土色の味噌

おつぎは、『贅沢に糀を使った甘みと深い旨みの生みそ 糀美人』。さっきの味噌のせいか商品名に「みそ」が入っているだけで安心する脳になってしまった。

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贅沢は敵だ! とばかりに「贅沢」の横を切っていく

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反対側は中央から切りやすいデザインで親切(?)

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もちろんこんな感じに収まる

4分割にして重ねた形はさっきの味噌容器と同じ。ということは……

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味噌容器2つでこのサイズ!!

1つめの味噌容器と重ねてみるとこの通り。味噌の空き容器2つでここまで小さくなると静かな興奮がある。こうなると、5つでも6つでも集めて重ねたくなる。

 

韓国海苔の空き容器

おつぎは、韓国海苔の空き容器だ。

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ボールペンと比べてもかなり小さい

味噌の容器とくらべると小さくて材質もやわらかい。このままでも邪魔にはならないが、ハサミで切ってみよう。

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めちゃ小さくなった

この小ささになった。「あ、そうか」と気づかされたのは、長方形を十字に切ると4つのパーツがうまく重ならないのだ。受験生に教えてあげたい。

 

平凡なプラ容器

4つめはいちばん見かける肉用のプラ容器だ。長方形なのは「韓国海苔」と同じなので、なにか工夫が出来ないか考えてみた。

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この長方形を……

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これでどうだ!!

いままではどれも「4等分」に切っていたが、こんな形だとどうだろう? こうすることで新たななにかが生まれるはずだ。

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知性の勝利という感じがした

「大パーツ2つ」を重ね、その上に「小パーツ2つ」を横にして重ねたのがこれだ。
あまりにコンパクトに美しく収まったので、このかたちに「藤壺」とか「空蝉」と名前をつけたくなる。

大きめのプラ容器

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まだプルコギの匂いが楽しめる

5つめは今日最大のサイズだ。形は八角形で、十字に切ればキレイに重なる気がするが、中央の大きい凹凸がどう作用するのか……?

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やはりスッキリとはかさならない

結果はこの通り。4つの縦横は同じだが、凹凸部分のせいで2枚ずつしか噛み合わない。それでも、最初と比べたらかなり小さくなったので十分。

 

ケチャップの容器

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みなさんならどう切りますか?

いよいよ最後、6つめはケチャップだ。
今まで切った5つは角型だったが、これは涙型だ。だいぶ赤い涙だが。

ここまで読んできたみなさんなら「オレならそこを切るぜ!」「私のやり方は……秘密♪」と自分なりの切り方が脳裏に浮かんでいると思う。僕のはこうだ。

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切ろうとしたら、「断末魔の匂い」が漏れ出た

あえてシンプルに中央から半分に。縦に割ろうとした人は猟奇的な自分を自覚しよう。

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こういう魚とりの罠があったな

上半身を逆さにして下半身にドッキング。正直、厚みも増すので切るメリットがあったかどうかは疑問。

しかし厚みを活かして小さくなった「韓国海苔」を収容できた。思わぬ食の異文化交流ができて嬉しい。ノリケチャプニダ。

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この手があった!

 

結果発表

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容器たちが無言になった感じがする

これが6つを並べたところだ。次の写真では、さらに重ねられるものを重ねてみた。

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こんなに小さくなってまぁ……

四角系がすべて重なった。ボールペンと比べるとそのコンパクトさがよく分かる。思わず「おお……」と感動してしまった。がんばれば片手で持てそうだ。

 

ゲーム感覚でやるのがオススメ!

あまり考えなしに始めたプラゴミカットだが、やってみるとパズル的な楽しさがあった。子どもがいるご家庭では、子どもに任せてたら夢中になってやってくれそうな気もする。 

ゴミを小さくすることでゴミ出しに行く頻度も減り、すこしだけゴミ収集業者さんの負担が減らせるかもしれない。容器系のゴミが集まったときにオススメです。

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得意げに片手で持ってみた

END